第1章01 Visual Studio Community 2017 のインストール手順@イチからゲーム作りで覚えるC言語

C言語でゲームを作るアイキャッチ

イチからゲーム作りで覚えるC言語
連載ページ一覧へ
1章02 アプリ作成のためのプロジェクト作り
NEXT : 1章02 アプリ作成のためのプロジェクト作り
0章01 はじめに : PREV

この記事でやること

まずはC言語でプログラミングできる環境(開発環境といいます)を整える必要があります。第一章ではプロもよく使っている開発環境の作り方と、使い方の基本部分をお話したいとおもいます。まずは、Microsoft社の “Visual Studio” を自分のPCの中にインストールする手順をかいておきます。

この記事はゆる~くC言語でゲームを作りながらプログラミングを学ぶための連載記事です。シリーズものですので記事の一覧はこちらを参照してくださいね。

C言語でアプリを作る手順

C言語でプログラミングして(ゲームなどの)実行できるアプリを作成するときには、ザックリ下の順番で処理がされています。といっても普段は項目3のリンク処理なんかはあまり意識しないかも。ただ、実際にアプリを動かすときには、事前にこういう処理をしていると知っておくとよいと思います。

ビルドの流れ

ビルドの流れ

  1. ソースコード作成 … 人間が読み書きできる処理を書いたテキスト(ソースコード)を作る。
  2. コンパイル処理 … ソースコードからCPUが読める処理(0と1で構成された機械語のファイル)を書いたファイルを作る。
  3. リンク処理 … あらかじめ用意された基本的なプログラム(画像計算や数値計算など)と、自分でコンパイルした機械語のファイルを必要なものを結びつける。
  4. アプリ実行 … リンク処理で出来上がったアプリ(拡張子が exe のもの)を実行!

じゃあ上の手順をやってみるには、どんなソフトが必要になるの?という話ですがそれぞれ下に書いたようなソフトが必要になります。

  1. ソースコード作成 … ソースコードを書くことのできるソフト。Windowsに最初から入っているノートパッドでもOK。
  2. コンパイル処理 … ソースコードを機械語に変換するソフト。コンパイラと呼ばれる。
  3. リンカ処理 … リンクしてくれるソフト。リンカと呼ばれる。

C言語のコンパイラやリンカは標準でWindowsには入っていないので、自分でインターネットなどからダウンロードしてインストールする必要があります。今は無料で利用できる、C言語のコンパイラ、リンカがたくさんあります。今回の連載記事では統合開発環境というものを使って、コンソールゲームアプリ作成に必要な、プロのプログラマもよく使うような開発環境を作ってしまいましょう!

統合開発環境を使おう!統合開発環境ってなに?

今回は無料で利用できる Microsoft 社の Visual Studio Community 2017 をインストールして使っていこうと思います。このソフトにはC言語のソースコード作成に適したテキストエディタ、コンパイラ、リンカなどの基本的な機能はすべて入っています。C言語だけではなく、その他のプログラミング言語についても必要に応じて扱えるようにすることができます。こういう開発によくあるプログラムや処理をいろいろまとめてくれて、扱いやすくしてくれるソフトは統合開発環境IDE = Integrated Development Environment)と呼ばれています。

つまり、この Visual Studio をインストールすれば、C言語を使うのに必要なものはコレだけでとりあえずそろってしまいます。

Visual Studio は公式にゲーム開発エンジンの Unity とも連携してますし、ゲーム開発において今後もメジャーなIDEの一つであり続けると思います。

また、今後プログラムを書いたときに文字を打ち間違えてエラーがでてしまうときに、原因を効率的に突き止めることができうるようなツール(デバッガ)なども一緒に入っており、使いこなせば開発の効率をガンガン上げることができる優れものです。

Visual Studio Community 2017が動くスペック

統合開発環境をPCで動かすには、少しのマシンスペックが必要になります。
CPU、Memory、HDD
以下のスペックがPCに必要なようなのでまとめ。(公式ページから一部を引用)

必要スペック表
項目 必要スペック
OS Windows7 SP1 以降
CPU 1.8GHz 以上。Dual Core 以上推奨。
メモリ 2G以上。4G以上推奨
ディスク容量 通常 20 ~ 50 G 程度。インストール内容で増減。
SSDに入れるとはやいからおすすめ。
画面 横1280ピクセル × 縦720ピクセル以上。
横1366ピクセル × 縦768ピクセル以上を推奨。

記事を書いている人は Windows10 32bit と、 Windows10 64bit の両方でプログラムがちゃんと動くことを確認しています。

Visual Studio Community 2017 のインストール手順

本当に無料?ライセンスは?

インストール前に、”Visual Studio Community 2017” の利用規約はキチンと読んでおきましょう。個人での開発なら無料。中小企業(PC250台以下、かつ年商1億円以下)だったら5台まで無料など記載があります。(2018年4月現在)
ソフトを利用するときはそのソフトのライセンスページ(公式)を確認するのを忘れずに!有料な使い方をするのでしたらちゃんとお金を払いましょう。

Visual Studio Community 2017 をインストールする

公式ページの Visual Studio のページからダウンロードします。

Visual Studio Community 2017 のダウンロード手順

Visual Studio Community 2017 のダウンロード手順

「無償ダウンロード」を選択し、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行すると、Visual Studio Community のインストーラが起動します。

Visual Studio Community 2017 のインストール手順

Visual Studio Community 2017 のインストール手順

注意事項やライセンスを読んで確認し、「続行」ボタンを押して先に進みます。
しばらくすると、下のような画面が出てきます。
ここでは、どんな開発をするのか、目的にあった開発環境を選択することができます。

Visual Studio Community 2017 で C言語開発環境をインストール

Visual Studio Community 2017 で C言語開発環境をインストール

今回はC言語を使ったゲームアプリ開発をしたいのですが、「CによるXX開発」のようなドンピシャな選択がありません。ここでは「C++によるデスクトップ開発」を選択しましょう。C言語の開発に必要なエディタ、コンパイラ、リンカなどすべて含まれていますので、この選択でも今回の開発では問題ありません。

インストールする先の「場所」は自分の好きな場所を選択します。デフォルトのままでも問題ありません。問題なければ、「インストール」ボタンを押して次に進みます。

この時ウィンドウに「Visual Studio Community 2017」と表示されていることを確認したほうが良いです。有償のバージョンもあり、Visual Studio Enterprise などと表示されている場合は、(意図して選択したなら良いですが)ダウンロードした画面をもう一度確認して、正しいソフトをダウンロードする必要があります。
Visual Studio Community 2017 のインストール完了画面

Visual Studio Community 2017 のインストール完了画面

無事にインストールが完了し、上のような画面がでました。さっそく「起動」ボタンを押して起動してみます。(自動的にソフトが起動するかもしれませんが)

Visual Studio Community 2017 起動

Visual Studio Community 2017 の起動画面

Visual Studio Community 2017 の起動画面

無事に Visual Studio Community 2017 が起動しました。
終了するには、通常のウィンドウと同じく右上端の「×」ボタンです。また、起動するときは、「スタートメニュー」から起動できます。

あとがき

今回はここまで。お疲れさまでした。

イチからゲーム作りで覚えるC言語
連載ページ一覧へ
1章02 アプリ作成のためのプロジェクト作り
NEXT : 1章02 アプリ作成のためのプロジェクト作り
0章01 はじめに : PREV

ページの更新履歴

更新日 更新内容
2018.6.21 第1章で話す内容を追記